Godox TT350II 徹底解説|複数メーカー対応・カラーディスプレイ搭載の小型TTLストロボ(2026-10-16更新)

Godox TT350II 徹底解説|複数メーカー対応・カラーディスプレイ搭載の小型TTLストロボ(2026-10-16更新)

Godox TT350II 徹底解説|複数メーカー対応・カラーディスプレイ搭載の小型TTLストロボ

「カメラに取り付けるストロボは、できるだけ小さく軽いものがいい」

「でも、TTLやバウンス撮影など、便利な機能はしっかり使いたい」

そんな方に注目していただきたいのが、Godoxの新しいクリップオンストロボ「TT350II」です。

TT350IIは、コンパクトなボディにTTL自動調光、ハイスピードシンクロ、ワイヤレス制御などを搭載したストロボです。

従来の小型ストロボの使いやすさを受け継ぎながら、カラーディスプレイやLEDモデリングライトなど、撮影に役立つ機能が追加されています。

さらに注目したいのが、複数のカメラメーカーに対応する新しいホットシューです。

今回は、TT350IIの特徴や便利な使い方、購入前に知っておきたいポイントを、メーカー公式情報をもとに詳しくご紹介します。


1.Godox TT350IIとは?

Godox TT350IIは、持ち運びやすさと本格的なストロボ機能を両立した、コンパクトなクリップオンストロボです。

主な特徴は次のとおりです。

  • 最大ガイドナンバーGN36(ISO100)
  • TTL自動調光に対応
  • 最大1/8000秒のハイスピードシンクロに対応
  • HDカラーディスプレイを搭載
  • LEDモデリングライトを内蔵
  • Godox 2.4GHzワイヤレスXシステムに対応
  • 上下左右に動かせるバウンスヘッド
  • 単3形電池2本で動作
  • 本体重量約216g(電池を除く)

普段はカメラに取り付けて手軽に撮影し、必要に応じてワイヤレス撮影にも活用できます。

旅行やスナップ、イベント撮影はもちろん、小物撮影やポートレートの補助光としても便利な1台です。


2.複数メーカーのカメラに対応するハイブリッドホットシュー

Godox TT350II ハイブリッドホットシュー

TT350IIの大きな特徴が、新しいハイブリッドホットシューです。

一般的なTTLストロボは、Canon用、Nikon用、Sony用など、カメラメーカーごとに専用モデルを選ぶ必要があります。

一方、TT350IIの標準モデルは、複数メーカーのカメラに対応する設計を採用しています。

対応するカメラメーカー

  • Canon(キヤノン)
  • Nikon(ニコン)
  • Fujifilm(富士フイルム)
  • OM SYSTEM/Olympus(オリンパス)
  • Panasonic(パナソニック)

これらのメーカーに対応するカメラを複数所有している方にとって、ストロボを共用しやすいことは大きな魅力です。

例えば、普段はCanonのカメラを使い、旅行ではFujifilmのカメラを持ち出すといった場合にも、対応機種であれば同じTT350IIを活用できます。

Sony用は専用モデル「TT350II-S」

ただし、Sonyのカメラについては、専用モデル「TT350II-S」が用意されています。

標準モデルとSony用モデルではホットシューの仕様が異なるため、ご購入時にはご注意ください。

※同じメーカーのカメラでも、機種によって使用できる機能が異なります。ご購入前にメーカーの対応カメラ一覧をご確認ください。


3.見やすくなったHDカラーディスプレイ

Godox TT350II HDカラーディスプレイ

TT350IIでは、設定画面にHDカラーディスプレイを採用しています。

ストロボは、TTLとマニュアルの切り替え、発光量の調整、ワイヤレス設定など、意外と操作する項目が多い機材です。

TT350IIでは、主要な設定を画面で確認しながら操作できるため、現在の状態を把握しやすくなっています。

ボタンと調整ダイヤルを組み合わせた操作方式で、メニューを確認しながら設定できます。

特に、撮影中に発光量を変更したり、ワイヤレスのグループ設定を確認したりする場面で便利です。


4.LEDモデリングライトを内蔵

Godox TT350II LEDモデリングライト

TT350IIには、LEDモデリングライトが内蔵されています。

モデリングライトとは、ストロボを発光させる前に、被写体への光の当たり方を確認するための補助光です。

通常のストロボは一瞬だけ発光するため、撮影前に光の状態を確認しにくいことがあります。

LEDモデリングライトを使用すれば、被写体の状態を確認しながら撮影準備を進められます。

暗い場所での撮影にも便利

室内や夜間など、周囲が暗い環境では、カメラのピント合わせが難しくなることがあります。

そんなときにも、LEDモデリングライトが補助光として役立ちます。

モデリングライトは10段階の明るさ調整に対応しています。

なお、モデリングライトはストロボ光の完全な再現ではなく、撮影準備を補助するための機能です。


5.バウンス撮影で自然な光をつくる

Godox TT350II バウンス撮影

ストロボ撮影というと、被写体に向かって直接光を当てるイメージがあるかもしれません。

しかし、直接光を当てると、光が硬く感じられたり、被写体の後ろに強い影ができたりすることがあります。

そんなときに便利なのがバウンス撮影です。

バウンス撮影とは、ストロボの光を天井や壁に反射させ、広がった光で被写体を照らす撮影方法です。

TT350IIのフラッシュヘッドは、次の範囲で角度を調整できます。

  • 上下方向:-7°~120°
  • 左右方向:0°~270°

天井や壁の位置に合わせてヘッドの向きを変更できるため、室内での人物撮影やイベント撮影などで活躍します。

例えば、白い天井に光を反射させると、被写体を比較的やわらかな光で照らすことができます。

ただし、天井が高い場合や暗い色の壁では、十分な反射光が得られなかったり、光に色がついたりする場合があります。


6.内蔵キャッチライトパネルとワイドパネル

Godox TT350II 内蔵キャッチライトパネルとワイドパネル

TT350IIのフラッシュヘッドには、キャッチライトパネルとワイドパネルが内蔵されています。

キャッチライトパネル

キャッチライトパネルは、人物の瞳に小さな光の反射をつくるための白い反射板です。

天井バウンス撮影と組み合わせることで、上方向に向けた光の一部を被写体の正面へ反射させられます。

人物の表情を明るく見せたいときに役立つ機能です。

ワイドパネル

ワイドパネルは、フラッシュの照射範囲を広げたいときに使用する透明の拡散パネルです。

広角レンズで撮影するときなどに活用できます。

なお、ワイドパネルだけで大きなソフトボックスのようなやわらかい光になるわけではありません。光の広がり方を調整するための機能です。


7.アクセサリーで光の表現を広げる

Godox TT350II 対応ライティングアクセサリー

Godox TT350II アクセサリー装着イメージ

TT350IIは、別売の対応アダプターリングを使用することで、GodoxのAK-R1 miniマグネット式アクセサリーを取り付けられます。

マグネット式アクセサリーは、対応するアクセサリーを素早く交換できることが特徴です。

撮影する被写体や求める光の表現に合わせて、照射範囲や光の雰囲気を調整できます。

ストロボ本体だけでもさまざまな撮影ができますが、アクセサリーを追加することで、さらにライティングの幅を広げられます。

※アダプターリングおよび各種アクセサリーは別売です。ご購入前に対応製品をご確認ください。


8.Godox 2.4GHzワイヤレスXシステムに対応

Godox TT350II ワイヤレスXシステム

TT350IIには、Godoxの2.4GHzワイヤレスXシステムが内蔵されています。

カメラに取り付けて使用するだけでなく、カメラから離れた位置に設置して発光させることもできます。

また、TT350IIは送信側(トランスミッター)と受信側(レシーバー)の両方として動作できます。

送信側として使う場合

TT350IIをカメラに取り付け、対応するGodoxストロボをワイヤレスで制御できます。

例えば、カメラにTT350IIを取り付け、別の位置に設置した対応ストロボを発光させるといった使い方が可能です。

受信側として使う場合

TT350IIをカメラから離れた場所に設置し、対応するGodoxワイヤレストリガーなどから発光を制御できます。

被写体の横や後ろにストロボを設置すれば、カメラ上からの発光とは違った光の表現を楽しめます。

ワイヤレス通信距離はメーカー公表値で最大約100mです。ただし、実際の通信距離は周囲の環境や障害物などによって変わります。

32チャンネルとワイヤレスID設定にも対応しており、複数の撮影機材がある環境での電波干渉や誤発光の軽減にも役立ちます。

ワンタップ同期でワイヤレス設定をスムーズに

Godox TT350II ワンタップ同期機能

ワイヤレス撮影では、送信側と受信側のチャンネルやIDなどの設定をそろえる必要があります。

TT350IIはワンタップ同期機能に対応しており、対応するGodox Xシステム機器とのワイヤレス設定を簡単に合わせられます。

複数のライトを使うときや、撮影現場で機材を追加するときの設定作業を減らせる便利な機能です。

※ワンタップ同期機能を使用するには、対応するGodox機器が必要です。


9.TTL・マニュアル・Multi発光に対応

Godox TT350II TTL・マニュアル・Multi発光

TTL自動調光

TTLは、カメラとストロボが連携して、撮影に必要な発光量を自動的に調整する機能です。

撮影距離や構図が変わる場面でも、ストロボの発光量を毎回手動で設定する手間を減らせます。

イベント撮影やスナップなど、テンポよく撮影したい場面で便利です。

マニュアル発光(Mモード)

マニュアル発光では、ストロボの発光量を自分で設定できます。

TT350IIは1/256~1/1の幅広い発光量調整に対応しています。

商品撮影や小物撮影など、同じ光の条件で繰り返し撮影したい場面に向いています。

Multi発光

Multi発光は、1回の露光中にストロボを連続発光させる機能です。

動いている被写体の動きを、1枚の写真の中に複数の像として記録するような表現に活用できます。

最大90回、90Hzの設定に対応していますが、実際に設定できる回数は発光量などの条件によって異なります。


10.最大1/8000秒のハイスピードシンクロ

Godox TT350II ハイスピードシンクロ

TT350IIは、最大1/8000秒のハイスピードシンクロ(HSS)に対応しています。

通常のストロボ撮影では、カメラのシャッター速度に同調できる上限があります。

ハイスピードシンクロを使用すると、対応するカメラで通常の同調速度より速いシャッター速度を使ったストロボ撮影が可能になります。

例えば、晴れた屋外で背景を明るく保ちながら、人物にストロボ光を加えたい場合などに便利です。

また、絞りを開いて背景をぼかしたい場面でも活躍します。

ただし、HSS使用時は通常発光よりもストロボの有効な光量が少なくなるため、撮影距離や周囲の明るさに注意が必要です。

このほか、先幕シンクロ・後幕シンクロにも対応しています。

※使用できる同調機能やシャッター速度は、カメラの機種・システムによって異なります。


11.単3形電池2本で使える手軽さ

Godox TT350II 単3形電池2本で動作

TT350IIは、単3形電池2本で動作します。

使用できる電池は、ニッケル水素充電池またはLR6アルカリ乾電池です。

専用バッテリーを用意する必要がなく、予備の電池も準備しやすいことがメリットです。

メーカーではニッケル水素充電池の使用を推奨しています。

2500mAhのニッケル水素充電池を使用した場合の公表値は次のとおりです。

  • フル発光回数:約210回
  • フル発光後のチャージ時間:約2.5秒

実際の発光回数やチャージ時間は、電池の種類、充電状態、使用環境などによって変わります。

長時間の撮影では、予備の充電池を用意しておくと安心です。


12.持ち運びやすいコンパクトなボディ

Godox TT350II コンパクトなボディ

TT350IIの本体重量は、電池を除いて約216gです。

大型ストロボと比べて持ち運びやすく、普段のカメラバッグにも追加しやすいサイズです。

旅行や街歩きなど、荷物をできるだけ少なくしたい場面でも活躍します。

小型ながらバウンス撮影やワイヤレス撮影にも対応しているため、撮影の幅を広げたい方にもおすすめです。


13.TT350IIの主な仕様

ここまで紹介した内容を、メーカー公表仕様で整理します。

項目 仕様
製品名 Godox TT350II
最大ガイドナンバー GN36(ISO100・m)
発光モード TTL/M/Multi
発光量 1/256~1/1
調整単位 0.1段または0.3段
調光補正 ±3段(1/3段刻み)
HSS 最大1/8000秒
フル発光回数 約210回
チャージ時間 約2.5秒
照射角 24~105mm相当(機種別設定あり)
ヘッド可動範囲 上下-7°~120°/左右0°~270°
モデリングライト LED内蔵・10段階調整
LED色温度 5300K±300K
ワイヤレス Godox 2.4GHz Xシステム
通信距離 最大約100m
電源 単3形電池2本
サイズ 144×65×37mm
重量 約216g(電池を除く)

※発光回数・チャージ時間は2500mAhのニッケル水素充電池を使用した場合のメーカー測定値です。仕様や対応機能はモデル・カメラによって異なる場合があります。


14.従来のTT350・V350と何が違う?

TT350IIを検討する際、従来モデルのTT350やV350との違いが気になる方も多いと思います。

TT350IIで注目したいのは、カラーディスプレイやLEDモデリングライト、複数メーカー対応のホットシューなど、使いやすさに関する進化です。

一方、V350は専用リチウムイオンバッテリーを採用しており、発光回数やチャージ速度に強みがあります。

そのため、単純に新しいモデルがすべての面で優れているというわけではありません。

TT350IIがおすすめの方

  • 単3形電池で手軽に使いたい方
  • 複数メーカーのカメラを使用している方(Sony用を除く)
  • 見やすいカラーディスプレイを重視する方
  • LEDモデリングライトを使いたい方

V350がおすすめの方

  • 専用リチウムイオンバッテリーを使いたい方
  • 発光回数の多さを重視する方
  • チャージ速度を重視する方

普段の撮影スタイルや使用頻度に合わせて選ぶことが大切です。


15.TT350IIはこんな方におすすめ

TT350IIは、特に次のような方におすすめです。

  • 初めて外付けストロボを購入する方
  • 小型・軽量なストロボを探している方
  • 旅行やスナップ撮影でストロボを持ち歩きたい方
  • 室内でバウンス撮影を楽しみたい方
  • TTL自動調光で手軽に撮影したい方
  • Godox Xシステムを使った多灯撮影に挑戦したい方

小型ストロボを初めて使う方はもちろん、普段は大型ストロボを使用している方のサブ機としても便利です。


16.購入前に確認しておきたいポイント

対応カメラを確認しましょう

TT350IIは複数メーカーに対応していますが、すべてのカメラやすべての機能に対応しているわけではありません。

Sony用には専用のTT350II-Sがありますので、購入するモデルを間違えないようにしましょう。

電池は別途用意しましょう

TT350IIは単3形電池2本で動作します。電池は別売のため、撮影前に準備が必要です。

アクセサリーは対応製品を確認しましょう

マグネット式アクセサリーを使用する場合は、別売の対応アダプターリングが必要です。

USB-C端子は充電用ではありません

本体にはUSB-C端子がありますが、ファームウェア更新用です。電池の充電には使用できません。


17.パッケージ内容

  • TT350II ストロボ本体 ×1
  • 収納ケース ×1
  • ミニスタンド ×1
  • ディフューザー ×1
  • 取扱説明書 ×1

※単3形電池は付属しません。


まとめ|小さくても頼れる、新しいTTLストロボ

Godox TT350IIは、コンパクトなボディに便利な撮影機能を詰め込んだクリップオンストロボです。

複数メーカーに対応するホットシュー、見やすいカラーディスプレイ、LEDモデリングライトなど、日常の撮影で使いやすい機能が充実しています。

さらに、TTL自動調光やバウンス撮影、Godox Xシステムによるワイヤレス制御にも対応しているため、撮影に慣れてきた後もさまざまな使い方ができます。

「普段は自然光で撮影しているけれど、もう少し光をコントロールしてみたい」

そんな方にとって、TT350IIはストロボ撮影を始めるきっかけになる1台ではないでしょうか。


商品リンク

Godox TT350IIシリーズ

Godox TT350II シリーズ

複数メーカー対応・HDカラーディスプレイ・LEDモデリングライト搭載。
小型で使いやすいTTLストロボです。

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